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「島の柑橘紅茶」島の高校生と尾道のお茶屋さんが共同開発

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「ミカタカフェに紅茶があったらいいのにな」

高校生のつぶやきから始まった、大崎上島紅茶開発プロジェクト。

“自分たちがいつかこの島を離れても、ずっと残り続ける紅茶であってほしい”

そんな高校生たちの思いが込められた「島の柑橘紅茶」が完成しました。

瀬戸内海に位置する大崎上島でたくさんの太陽の光を浴び、農家さんの手で大切に育てられた柑橘を、大崎上島で暮らす学生や地域の方の手で一つ一つ丁寧に下処理し、乾燥させました。

乾燥させた柑橘の皮は、尾道市で145年続く老舗、今川玉香園茶舗さんで茶葉とブレンドしていただき、島の柑橘紅茶ができあがりました。

パッケージのデザインは、広島市内にあるせきうらデザイン事務所さんに手掛けていただいたものです。

自分たちがいつかこの島を離れても、ずっと残り続ける紅茶であってほしい。

そのために高校生たちがこだわったのが、使用する柑橘でした。

“もしも島に農家さんがいなくなったら、島の柑橘を使った紅茶は作ることができない。”

高校の授業で、農作物には「規格外品」があること、そしてそれらが想像以上に低い価格で取引されていることを知った高校生たち。今回のプロジェクトでは、あえて規格外品と呼ばれる柑橘を仕入れるとともに、ジャムの加工過程で廃棄部分として発生する柑橘の皮を地域のお店からお譲りいただき使用しています。

“規格外品や廃棄される予定の柑橘に正当な価値を生むことができる社会を作りたい”

島の柑橘紅茶は、高校生が思い描く未来でもあります。

このプロジェクトは柑橘や農業の新しい「見方」のきっかけを創り出し、柑橘や農家さんの「味方」になる。

そんな願いと期待を込めて、デザイナーの関浦さんから高校生たちへ「柑橘のミカタ」のロゴを贈っていただきました。

島の高校生たちが、今川玉香園茶舗の今川さんやせきうらデザイン事務所の関浦さんと何十時間もの会議を重ね、たくさんの学生や地域の方の力をお借りながら完成した「島の柑橘紅茶」がついに販売開始となります。

また、紅茶の製造過程で使用しない柑橘の実の部分は焼き菓子として加工し、販売しています。

ミカタカフェ店内で紅茶とセットでお楽しみいただけたらと思います。

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